医療に上流と下流がある事をご存知でしょうか?
例えば、空気が悪いところに暮らしていると気管支喘息が起こりやすいでしょう。悪くなった人に個別に、手術・投薬で対症するような事を下流医療と言い、空気を良くする世策など、そもそも病気が起こりにくいようにすることを上流医療と言います。食事・運動・衛生・睡眠などの質向上も上流医療でしょう。
歯科の分野でいうと、小学生の歯のアーチをゆったり広くして、鼻呼吸の確立を目指すこと、また舌の位置を挙げること、前歯部への適度な刺激を与えることは、上流医療でしょう。このままでは、段々悪くなるのが予想される事に、先手を打つ事が大事です。プレオルソというマウスピースでの矯正をお勧めします。小学生の低学年なら、1年くらい夜間入れて眠るだけで、簡単に、低コストで、かなり良くなります。
また、悪くなった個々の歯だけ見ての治療は下流医療というか対症療法でしかないでしょう。悪くなった原因は、その歯だけみてもわからないことが多いです。
嚙みしめ圧の分散・口呼吸による乾燥・遺伝 ですから。