TCHを重要視する歯科医師もいますが、私は動きの大きい夜間の強い“かみ締め圧”の方が大きな問題でほとんどの人にあると思います。小さいときからの日常生活のひずみ(うつぶせ寝、頬杖、嚙み癖etc)で、少しずつ夜間の下顎のズレた動きが定着していきます。これが身体のひずみなどと影響しあい、肩こりや頭痛、口が開きにくいなどにつながり,悪い歯並びを作り、口呼吸につながりやすいです。昼間、力を入れる時などに無意識の強いかみ締めのある人もいます。
例えば、微妙に左右の目の大きさが違ったり、口元が傾いているなどは、ほとんどの方に見られます。夜間に下顎が左右へズレやすい方の目が小さく、口元が少し上がります。