歯並びで、ある歯が1本外にずれていました。・・・なぜ、他の歯ではなくてその歯だったのか?これは偶然ではありません。夜間の嚙みしめの動きが小さい頃から、その歯に圧力を掛けていたので外に並ぶしかなかったのです。夜は、歯並びがずれてその外にずれた歯を押しているのです。夜の動きがその歯の位置を決めているのです。
ですから、夜の大きな動きを考えないと、新たに作った冠などが強圧を受けかねません。では低めに作ればいいのかというと、その歯が受けるべき圧力が他の歯にかかり、そこに問題を起こします。
バランスの良い咬み合わせ(夜間に大きくずれない)が、きれいな歯並びを作ります。またその夜間の顎のズレが気道径を狭めて、息苦しくなり口呼吸になり、唇の傾き・厚さ・口元の表情が乏しい事へ繋がります。