歯周病(遺伝要因の強い)って案外少ないです。 2021.10.21 その他口呼吸咬み合わせ歯周病 先ずは歯周病の定義から、ここでは狭義でとらえます。他の歯は悪くなく一部の(1~2本)が、弱ってきて、周囲の歯肉が腫れ、動揺が始まるのは、歯周病ではなく、夜間のかみ締めや食事の際などに強い力がかかるからです。歯周病(狭義)とは遺伝的に歯肉の細菌叢が悪い事で起きるので、多数の歯の周囲の歯肉全体が腫れやすいものを指し、1~2本の歯だけの歯周病なんてありません。つまり、一般に言われている次のような言葉は間... 続きを読む
マウスピースの威力 2021.08.17 その他口呼吸歯周病顎関節症 歯周病で全体的に歯が悪くなるなら遺伝要因、一部の歯が悪くなるならそこへの片寄った嚙みしめ圧とそれに付随する口呼吸による乾燥が原因です。1番汚れている歯に問題が起きるわけではないです。無論、1日5分程度のブラッシングは必要ですが。ですから、後者の条件が悪い人は、嚙みしめ圧の分散と鼻呼吸に誘導できるマウスピースの夜間装着が必要です。さもないと、嚙みしめ圧の強く当たる歯から少しずつ悪くなっていきます。「... 続きを読む
無呼吸症候群に有効なマウスピース、その種類 2021.07.09 口呼吸歯周病 無呼吸症候群の原因の多くは、咽頭部の気道径の狭さです。患者さんの多くは、以前から口呼吸だったと思います。ですから、咽頭部の気道径を広げるため下顎を前に保持するマウスピースの夜間装着が有効な場合が多いです。 マウスピースの種別保険適応のスリープスプリント医者からの依頼書が必要です。何例もやったことがありますが、下顎をアイーンと前に保持するもので、異物感が強くなかなか長期に使用している患者さん... 続きを読む
2本の歯の連結は? 2021.07.03 その他入れ歯咬み合わせ歯周病 歯科医の中には、少し揺れるとかの理由で隣の歯と連結する人がいますが、私は反対です。 時々、実質的に外れている歯なのに、隣と固定連結してあるため外れないで、気が付けばひどく悪くなって抜歯するはめになることがあります。 また、少し動揺のある歯としっかりした歯を連結すると、しっかりした歯から脱離して、少し動揺のあった歯がひどく揺れる場合があります。 そもそも、なぜ弱ってきたか?を考えてでは対策を考え... 続きを読む
歯並びは、下顎の動きの滑走路 2021.06.01 その他ブログ咬み合わせ歯周病 小さい頃からの夜間を中心としたかみ締め時の下顎の動きを主因として歯並びが出来上がっていきます。ズレが大きく、嚙みしめ圧が強いといびつな歯並びになりやすいです。 例えると、大きな広場から毎日飛行機が左旋回しながら飛び立っていくと、いつの間にか左旋回しながら飛び立ちやすい滑走路という歯並びができてしまうのです。 咬み合わせをよくするとは、飛行機が真っ直ぐ飛び立てる滑走路を少しずつ作っていくようなもの。 続きを読む